モバイル入力機能について

機能ガイダンス
機能ガイダンス

モバイル入力機能の概要

モバイル入力とは

モバイル入力機能は、文書をスマホで簡単に作成できる機能です。

入力はこのようなモバイル入力フォームというフォームを利用します。



アプリではなく、シンプルなWebフォームであることがポイントです。

インストールやログイン、アカウントやパスワードも不要です。
いちいち氏名や診療日などを入力してデータを呼び出すといった手間もありません。

Android や iPhone のディクテーション機能(音声入力機能)で入力を行うこともできます。

文書の作成効率が相当に高まります。

診療の合間や車内で文書作成することができ、作成の負担やそれにかける時間が激減します

現場で感じた患者さんの問題点や課題を忘れないうちに言語化でき、提供する情報が画一的でない充実したものとなります

モバイル入力を利用することで、
現場と事務方の、合理的な業務分担も可能になります。

先生や衛生士さんはモバイル入力フォームで文書作成を行うことができるため、必ずしもシステムで文書作成する必要がなく、スマホだけで文書作成の処理が完結します。

事務方のスタッフは、現場スタッフから送られた文書データをシステムに取り込み、関係先への文書の送信を行います。

モバイル入力を利用することで、システムをすべてのスタッフが利用する必要がなくなります。
利用者・事業者データの登録管理やスケジュール管理なども含めたシステム使用の専任スタッフを決めておけば、診療スタッフはモバイル入力フォームでの文書作成のみを担うというオペレーションも可能です。
システム本体の操作方法の習得も事務方スタッフのみで済むということになります。


文書作成は、モバイル入力での作成も、システム本体での作成もいずれの方法でも作成可能です

モバイル入力機能の2つの利用要件

要件

システムで、利用者の「介護保険(介護度)」訪問先事業者の「種別」を登録していること

多くの医院さまでは利用者の介護保険(介護度)と事業者の種別は登録しているものと思いますので問題ないと思いますが、
これらの情報はシステムが利用者ごとのモバイル入力フォームを生成する際に、作成が必要な文書が居宅療養管理指導の「診療内容報告書 兼 情報提供書」なのか、訪問歯科衛生指導の「診療内容報告書 兼 内容説明書」なのかを自動的に判別するために必要な情報ですので登録しておく必要があります。
(不明な場合は登録しなくても、モバイル入力は可能です)

要件

システムで、訪問日程表を利用してスケジュールを策定していること(該当日の訪問先と利用者の登録だけしてあれば大丈夫です)

医院さまによっては、訪問日程表の機能を利用してスケジュールを作成していないケースもあるかもしれません。
ですがモバイル入力機能を利用するには、必ず訪問日程表からモバイル入力フォームをメール送信する必要がありますので、モバイル入力をしようとする日の訪問日程表に訪問先と利用者を登録しておく必要があります。
訪問先ごとの入出時間や利用者ごとの治療内容などは入力する必要はないので、訪問日を入力して訪問先と利用者の登録だけは行ってください。

スマホでの文書作成

文書作成のながれ

モバイル入力での文書作成のステップは3つ、きわめてシンプルです。

【ステップ1】
システムから送られるメール、その本文内のリンクからモバイル入力フォームを開く


メールにはその日の診療予定の利用者だけが表示されていて、各利用者ごとにモバイル入力フォームへのリンクURLが表示されています。

文書作成を行う利用者のリンクURLをタップしてモバイル入力フォームを開きます。

ステップ2】
作成する文書の入力項目に文章を入力


モバイル入力フォームで入力するのは文書の内容のみで、氏名や診療日など付随する情報は入力不要です。
予定外の受診者の入力については利用者情報の入力が必要です

ステップ3】
作成した文書の内容をシステムに送信


フォーム最下部のデータ送信ボタンで、作成した文書の内容がシステムに送信され、取り込まれます。

これだけで完了です!

入力項目「診療日」「訪問号車」

あらかじめ入力されていて、変更不可です。
別の診療日や号車の利用者の文書を作成する場合は、システムの訪問日程表で該当の診療日と訪問号車のモバイル入力フォームを送信する必要があります。

入力項目「利用者名」

あらかじめ入力されていて、変更不可です。
個人情報保護の観点からカナ・伏字表記となっています。

入力項目「文書種別」

あらかじめ入力されていて、変更不可です。
モバイル入力フォームは、利用者ごとに「診療内容報告書 兼 情報提供書」のフォームか「診療内容報告書 兼 内容説明書」のフォームかに分かれていて、内容を入力する項目もそれぞれの文書によって違います。
文書種別はシステム上で利用者ごとに自動的に判別されてモバイル入力フォームが生成されているので文書作成者が選択する必要はありません。

メールに表示されている診療予定の方のうち、実際に診療した方で文書作成が必要な方について、ひとりづつモバイル入力フォームで文書を作成・送信します(キャンセルになった方や作成不要の方については入力送信は不要です)
モバイル入力をせずにシステムの方で直接文書入力を行ってもかまいません(一部の方のみモバイル入力で、残りをシステムでという形でも問題ありません)

モバイル入力フォームで同じ利用者のデータを2回送った場合
先に送ったデータはあとから送ったデータで上書きされます
ですので、送ってから内容を直したい場合は再度作成して送信してください。

モバイル入力フォームのサンプルがあります。
実際に入力・送信操作が可能ですので、よろしければ自由にお試しください。
実際のものと同様に、メールアドレスを入力して送信すれば自動返信メールが届きます。

サンプルの文書種別は「診療内容報告書 兼 情報提供書」です

入力補助機能とディクテーション(音声入力)

入力補助機能

毎回同じような処置が続くと、文書も似たようなテキストを入力することも多いと思いますので、そのようなときは前回内容入力ボタンが便利です。

過去の作成した文書の内容を参考にして文書を作成したいこともあると思いますので、そのようなときには診療情報ページを開いてみてください。

ディクテーション(音声入力)

モバイル入力フォームでは、Android や iPhone のディクテーション機能(音声入力機能)で入力を行うこともできます。

【設定】Androidの場合
  • 手順1
    「設定」を開きます

  • 手順2
    「システム」(または「一般管理」や「言語と入力」)をタップ
  • 手順3
    「言語と入力」>「画面上のキーボード」の順に進む
  • 手順4
    「Gboard」(またはお使いのキーボード)をタップ
  • 手順5
    「音声入力」の項目をタップし、スイッチをオンにします
【設定】iPhoneの場合
  • 手順1
    「設定」を開きます

  • 手順2
    「一般」をタップ
  • 手順3
    「キーボード」をタップ
  • 手順4
    「音声入力を有効にする」のスイッチをタップしてオン(緑色)にします

スマホの音声入力の精度は以前よりもかなり向上していて、文書の作成効率が相当向上するためご利用をお勧めします。

最近は、音声入力アプリもいくつかあります。
AquaVoice(iPhoneのみ) や Typeless といったアプリに代表される、AIを活用した非常に高性能な音声入力アプリも出てきています。
フィラー語(「えー」とか「あのー」などの無意味なつなぎ言葉)を自動的に除去してくれたり、雑に話したり単文節で話したりしても自然なながれのある文章に変換してくれたり、文章のトーンも指定できたりしますし、さらには誤変換を防ぐための辞書登録機能もあったりします。
無料版も用意されているものも多いので、さらに効率や利便性を追求するのであればこういったアプリも利用してみてください。

ちなみに
HomeClinic 本体の文章入力でも音声入力を利用できます。
上記の AquaVoice や Typeless といったアプリはパソコンでの利用に対応していますので、これをリモート元のPCにインストールしていただくことで、HomeClinic で文章入力していただく際にも活用できます。

スマホの標準ディクテーション機能や音声入力アプリの詳細についてはネットで検索してみてください

予定外の受診者の文書作成について

システムから送られるメールには、その日の診療予定者とそのモバイル入力フォームへのリンクがすべて表示されています。
ですが当日に急遽追加になった方についてはモバイル入力フォームがないので、予定外の受診者用のモバイル入力フォームを利用して入力・送信を行います。

予定外の受診者用モバイル入力フォームは、「診療内容報告書 兼 情報提供書」のフォーム「診療内容報告書 兼 内容説明書」のフォームがあります。
作成する文書によっていずれかのリンクを選び、タップしてフォームを開きます。

予定外の受診者(急遽追加で診た方)はすべてこのいずれかのモバイル入力フォームで文書を作成・送信します。

通常のフォームとの最も大きな違いは

文書の入力項目などは通常のフォームと同じですが、「利用者の情報」という入力項目が用意されていて、ここを入力する必要があります。

なぜ?

予定していた受診者の場合はシステムへ取り込む際に診療データとの紐づけが自動的に処理されますが、予定外で追加になった受診者(訪問日程表に登録されていなかった利用者)は紐づけされないため取り込み処理を行うユーザーがどの利用者の診療データに紐づけするかを選択する必要があります。
ですので、送信したモバイル入力データがどの訪問先のどの利用者のものであるかを識別する情報をここで入力しておく必要があります。

モバイル入力で文書作成した方が、システムで取り込み処理も行う場合
取り込み処理時に自分自身が利用者を識別できればそれでいいので、最低限の情報だけ入力しておけば大丈夫です(「やまだ」など、利用者の姓だけでわかるのであればそれだけでもかまいません)

モバイル入力で文書作成する方とシステムで取り込み処理を行う方が異なる場合
自身とは別の方が取り込み処理をするので、その方がどの利用者の診療データと紐づけをすればいいのかわかるように情報を入力しておく必要があります。
訪問先や氏名、それでも不足であれば付随する情報も入力しておいてください。

通常のフォームの送信と異なり、予定外の受診者用のフォームの場合は同じ方のデータを複数回送っても上書きはされません
入力ミスに気付いてあとから同じ受診者のデータを入力しなおして再送信するようなことがもしあれば、取り込み処理者は複数の受信データから取り込むデータを選択することになります
どちらを取り込めばいいのか判断しやすいように、利用者の情報に「再送信・こちらを取り込み」などと付記しておくといいでしょう

システム側での必要な操作

文書作成者へのモバイル入力フォーム送信

スマホで文書入力を行うためには、文書作成を行う先生や衛生士さんなどに対してシステムからモバイル入力フォームを事前にメール送信しておく必要があります。

モバイル入力フォームは訪問日程表から送信することができます。

訪問日程表フォーム

モバイル入力フォーム送信ボタンをクリックして、

送信先(医院スタッフ)を選択してOKボタンをクリック。

これで送信完了です

訪問日程表で選択されている訪問号車、曜日に登録されているすべての利用者のモバイル入力フォームが送信されます。

送信後に予定が変わり、日程表に利用者を追加した場合は再度送信してもかまいません。
受信者は一番新しいメールからモバイル入力フォームを開けばいいだけです(変更前のメールから開くモバイル入力フォームも有効です)

モバイル入力フォームの利用期限はメール送信より1週間です
期限を過ぎるとリンクをタップしても表示されません

送信されたモバイル入力データのシステムへの取り込み

文書作成者がモバイル入力フォームで送信したデータは、システムの診療マネージャーへ取り込む必要があります。
当該診療日の診療データの登録が済んでいれば5秒で終わります

診療マネージャーフォーム

取り込みはモバイル入力データ取込ボタンで行いますが、
取り込みを行う前に、該当する診療日・訪問号車の診療データを登録しておいてください。
診療データが1件も登録されていなければ取り込みができませんし、実際診療したのにもかかわらず診療データが登録されていない利用者がいれば、その利用者の取り込みはできません。

取り込みを行ったあとでその利用者の診療データを追加登録して再度取り込みを行うことも可能ですが、2度手間になるので、最初から診療データを実際の診療の通りに登録して、そのうえで取り込みを行う方がスムーズです

取り込みの操作は簡単です。
モバイル入力データ取込ボタンをクリックし、


すると、受信データ(文書作成者から送られたモバイル入力データ)の内訳が表示されます。

確認して、OKボタンをクリックします。

これで取り込みは完了です

取り込みが完了したデータは、取り込んだ文書に作成完了のチェックが入ります。
(すぐに文書を送信できる状態になります)

取り込みの処理は何度も行うことが可能ですが、取り込みされるのはその時点で未取り込みのデータのみです(一度取り込みを完了したモバイル入力データについては、再度取り込み処理を行っても取り込みはされません)
取り込みしたあとで間違えて文書の内容を書き換えてしまった ⇒ こちらをご覧ください

予定外の受診者データの取り込みについて

予定通りの診療だった場合は上記のような処理で自動的に取り込みは完了しますが、
予定していた方以外の方を追加で診療した方がいる場合(つまりは、文書作成者が「予定外の受診者用」のモバイル入力フォームを使用してデータを送信した場合)には取り込み時に以下のような操作が必要になります。

受信したモバイル入力データの中に予定外の受診者データがある場合、取り込み処理を行うと以下のようなフォームがポップアップ表示され、その受診者の情報が表示されます。

モバイル入力データの詳細情報が表示されているので、その情報をもとにどの診療データに取り込むのかを選択する必要があります。
取り込み先のプルダウンをクリックすると、


選択肢の中から、取り込み先の診療データを選択して、取り込みするボタンをクリックします

予定していた受診者はの場合は診療データとの紐づけが自動的に処理されますが、予定外で追加になった受診者(訪問日程表に登録されていなかった利用者)は紐づけされないため、このように手動で紐づけする操作が必要になるのです。

文書の入力項目ごとの「取り込み入力」について

診療マネージャーで診療データを開くと、「診療内容報告書 兼 情報提供書」と「診療内容報告書 兼 内容説明書」の入力項目には取り込み入力ボタンが設置されています。

この取り込み入力ボタンでは、モバイル入力データから、その入力項目のデータのみを取り込んで1クリックで入力することができます。

モバイル入力データ取込ボタンで取り込みを実施したが、間違えて文書の内容を書き換えてしまって取り込んだテキストをもう一度入力したいなどの場合にはこの取り込み入力機能を利用していただけます。

取り込み入力機能は、すでに取り込みを行ったデータであっても、何度でも入力することが可能です(ただし、受信したモバイル入力データは1年経つとシステムから削除されるので利用できなくなります)

Q&A

Q
モバイル入力フォームでデータを送信して、システムへ届くのにどれくらい時間がかかりますか?
A

1分ほどで着信し、取り込み可能な状態になります。

Q
システムから送られたメール内のモバイル入力フォームへのリンクをタップしてもフォームが表示されません。
A

モバイル入力フォームの利用期限はメールの着信から1週間で、期限を過ぎるとリンク切れになります。必要であれば再度システムから送信してもらう必要があります。

Q
モバイル入力フォームでデータ送信後に、送った文書の内容を修正したいときはどうすればいいですか?
A

予定していた方の場合であれば、再度モバイル入力フォームで文書を作成しなおして送信すればモバイル入力データはあとから送ったものに上書きされます(ただし予定外の受診者用のフォームで作成したものは上書きされません)。
作成のしなおしは最初から文章を入力しなおす必要がありますが、最初に送信した時の自動返信メール内に作成した内容が記載されているので、それをコピペして作成しなおせば多少は楽かもしれません。

Q
先生が午前と午後で訪問車を乗り換えるのですが、モバイル入力フォームを先生にどう送ればいいですか?
A

1号車と2号車で乗り換えるとすると、1号車の日程表と2号車の日程表の両方でモバイル入力フォームを先生に送信すれば大丈夫です。
先生はそれぞれのメールで、ご自身が診て文書作成する利用者だけモバイル入力フォームを開いて文書作成すれば大丈夫です。

Q
すでにシステムで取り込みを行った利用者について、モバイル入力フォームでデータを再度送信するとどうなりますか?
A

そのまま放っておけばシステムには取り込まれませんし、システム側で取り込みを行えば、入力済みの文書データが上書きされます。

Q
ある利用者のモバイル入力フォームの文書種別が、作成したい文書とは違いますが、どうすればいいですか?
A

文書種別はシステムで自動的に判別されてモバイル入力フォームが生成されているので変更できません。
その場合は予定外の受診者用のモバイルフォームを利用して文書を作成してください(作成したい方の文書のフォームを選択してください)。

Q
システム上でモバイル入力データの取り込みを行ったあとで文書の内容を誤って変更してしまい、再度取り込みたいのですが、できますか?
A

診療マネージャーのモバイル入力データ取込ボタンで行う取り込み処理は、一度取り込みを行ったデータを再度取り込むことはできません。
ですが、診療データを開いて文書を入力するエリアの各入力項目に「取り込み入力ボタン」が設置されています。
このボタンでその入力項目のデータのみを取り込んで1クリックで入力することができますが、このボタンで行う取り込みは、すでに取り込みを行ったデータであっても何度でも入力することが可能です。

Q
現場でのカルテ入力のために訪問先にノートパソコン(タブレット)を持っていっています。パソコンやタブレットでの文書入力も可能ですか?
A

はい、メールが受信できればどのような端末でも文書作成が可能です。パソコンでの音声入力については、AquaVoice や Typeless などのパソコンでの利用に対応しているAI音声入力アプリをインストールしてご利用いただくことをお勧めします(有料アプリですが、無料版もあります)。

Q
モバイル入力フォームを開くのにシステムから届いたメールを開く必要がありますが、受信メールが多くて毎回探すのが面倒です。いい方法はないですか?
A

たとえば、スマホのメールアプリでシステムから受信したメールをラベル付けしてそのウィジェットをホーム画面に設置しておくなどの工夫で、簡単にメールにアクセスできるようになります。
お使いのメールアプリによって方法は違うと思いますので、環境に合わせて工夫してみてください。